本当はこの連休に六甲山縦走したかったのだが宿が全くとれず以前より気になっていた石鎚山東稜コースを攻めてみた。一応経験者に限られたルートなので自分自身もあやしいのだが同行者に聞くとついてくるという。同行者に「岩稜コースなんだけど」と聞くと「行きますよ僕ら」「メインコースの鎖場より怖いかもしれない」「大丈夫」ということで三人トリオでアタックへ。忘れてましたが超楽天主義なんですよね この方たち。後で登りながら散々恨み つらみのぼやきを聞くことになりました。
夜明峠に到着。昨夜酒豪に飲まされ過ぎて二日酔いで体調いまひとつ。(私が勝手に一人で大酒んたと失礼なことを言う人もいる)
雲海です 下界は天気予報通り曇りでしょう。
瓶ヶ森が見えます。
夜明峠の上の分岐点より30分程度土小屋方向に歩くと東稜取りつきがあります。「あっ あそこに東稜コースの案内板が…」
案内板ではなく「通行禁止」の警告板です。この警告板が東稜ルートの入り口です。ここより完全な自己責任エリア。
笹原を行く陽気でおちゃめな同行者。この辺からそろそろ後悔の念が…。
登ってきた笹原斜面振り返る。
前方を見上げるとこれから登頂予定の南尖峰が見えます。
南先鋒のフェイスをよじ登っていくグループが。ここで後悔の念は疑念から確信へ。
笹を握って急斜面を這い上がっていきます。
岩のあいだから昨夜お世話になった成就社が見えます。
笹原の海にへばりついて頑張る同行者。
陽気な振りをしてますが。「わしら バカよ。完全にバカ」「もう 二度と山に誘わんとってね」 自分の判断でついてきたのを忘れています。
急な笹原斜面を登る
登ってきた後ろを振り返る。瓶が森がきれいです。
こんなところの連続です。「わりいが 尻押して」
なにぃ これ。「もぉ わやじゃ」「もぉ 家に帰りたい」泣きが入ります。ここが東稜の「蟹のヨコバイ」らしい。
ロープをだしましたがロープなしでなんとかなりました。この写真は冗談です。
左へ切れ落ちてますが慎重にトラパースします。
南尖峰直下にきました。どうやって登るの?
南尖峰に這い上がる途中 右手に天狗岳と白い服の人が見えました。「生きてあそこにたどりつきたい!」(オーバー?)
しばらくクライミング状態で写真を撮る間もなくなんとか南尖峰到着。下に先ほどの「蟹のヨコバイ」が見えます。あそこをヨコバイしたのか(+o+)
南尖峰から天狗岳と石鎚山頂上神社が見えます。
「わぁ 生きて帰ったぁ!」
天狗岳へ